普通の主婦がコーチ アウトレット専門のネットショップ店長に
■ネットショップの店長になったきっかけと仕事に対する思いをお話しをさせて頂きます。
ブランドスクエアは今でこそ、3,600名を超えるお客様にお買い求め頂いた実績のあるネットショップ(2017年8月現在)ですが、そのはじまりは、普通の主婦が友人の手伝いからはじめたのがきっかけでした。
もともと主婦だったこともあり、
「ネットショップでブランド物を購入することは、危険では?」というネットショップのイメージは、私自身ももっていました。
実際に電話を受けたとき、「これは、本当に本物ですか?」というご質問を受けることもあります。
そんなとき、私はすぐに、買い付けを担当しているスタッフがいること、その写真と説明をお話しします。
不信感をもたれているお客様に安心を伝えることも、この仕事の大切な部分だと感じています。
■目次
1.手伝いから店長に。
10年前まで、私(金子 智恵子)は普通の専業主婦でした。子供が2人、夫は会社員でした。
家族にも恵まれ、家事、育児、それから、小学生や乳幼児を対象とした「読み聞かせ」のボランティア活動と、
自分で自由に時間を使う生活を送っていました。
そんな私ですが、今はネットショップ「ブランドスクエア」の店長を務めています。
「ブランドスクエア」は、もともと友人が運営していたネットショップで、私はその手伝いをしていました。
友人の助けになれるなら、そう思って手伝いを始めました。
大変なこともありましたが、ほのぼのと仕事を手伝っていたある日。
店長である友達から、
「智恵子さん、申し訳ないのだけど、私の家庭の事情もあって閉店しようと思うの。でも、このまま閉店するよりも、智恵子さんが店長になって続けてくれたら嬉しいな。」
リピーターのお客様も増えてきて、どうしたらもっとお客様に満足して頂けるお店にできるか・・・。
そんなことを考える癖がついていたので、閉店させたくない気持ちでいっぱいでした。
ですが、夫も子供もいる専業主婦の私です。すぐには返事をできず、待ってもらうことにしました。
1人で考えていても解決できるわけもなく、夫に相談しました。そしたら黙って考え込む夫から思いもしない言葉が・・・。
「よし。やろう。ネットショップの管理や運営のことは僕がやるよ。僕も事業を自分で運営したい夢があったんだ。一緒にやろう。智恵子は自分のできることを精一杯やって。」
友人の閉店の話に続いて、夫のこの決断にも驚きました。2度も驚かされたので、私も決心がつきました。
「私にできることをやろう。そしてもっとお客様の為に努力して、商品だけでなく、安心や喜びを届けよう。」そう決意しました。
そして、専業主婦だった私は、「ブランドスクエア」の店長になりました。
2.思いがけず店長になったけれど、初めは・・・。
「これなら私にもできる。」そんな自信を持ち始めた頃に、事件が起きたのです。
トゥルルルル♪ 電話に出るや否や、
「こんな、ちゃちな梱包で送ってくるなんて失礼じゃない! 本当に正規品なの!?」
数日前にご注文頂いたお客様から、突然のクレームの電話でした。
しっかりと梱包しているつもりだったので、何がいけなかったのか分からないままお詫びをしました。
電話を終えるとすぐに、自分の梱包の仕方を振り返りました。
ガムテープの止め方が弱くて空いていたのだろうか、箱が何かの衝撃でつぶれてしまっていたのか、あれこれ考えました。
お客様が言われた、「ちゃちい」とは。この言葉とじっとにらめっこするうちに、はっと気付きました。
「薄手の段ボールに、紙のガムテープ。」 私は親戚に物を送る要領で、お客様に商品を送っていたことにやっと気付きました。
全く主婦の発想で、荷物を正確に届けることしか考えていませんでした。お客様が受け取る姿など、少しも考えていなかったのです。
それからすぐに夫に相談し、梱包の仕方を変えました。
段ボールの質感や強度には気を使い、紙のガムテープは透明のテープに変えました。
「届いたときに、梱包を見たお客様に、信頼してもらえるような梱包をしよう。」
梱包の仕方を変えると次第に、お客様からメッセージを頂く様になってきました。
「梱包の仕方も丁寧で安心しました。」
「使いやすい大きさのバッグで、とっても気に入りました。丁寧な梱包で、すぐに送っていただけたので喜んでいます。」
それまでは、商品についての感想をお寄せいただくことはありましたが、梱包についてはほとんど何も言われたことがありませんでした。
お客様のことを想って工夫したことが、直接お客様からお喜びの声として返ってくる。今まで感じたことのない達成感が溢れてきました。
店長になってから、プレゼント用のラッピングを始めることにしました。
プレゼント用に購入してくださる方から、
「ラッピングサービスは無いのですか?」という質問を多く受けるようになったからです。
しかし、これも初めてのこと。
商品代以外でお客様に負担をかけたくないという想いと、ラッピングに関して素人がするということから、値段は100円にしました。
メッセージカードをご希望のお客様には、手書きで添えさていただくことにしました。
3.店長になってからのお客様で、忘れられない方がいます。
その方は、商品が届くと、わざわざ手紙を送ってくださいました。
『インターネットで見たより実物の方がとても素敵なバッグ有難うございました。
娘から「お母さんじゃ若いわよ、私も使うね。」とか言われてギャ~。取られる前に、即かくしました(笑)-以下略- 』
手紙には、こんなエピソードが添えられていました。
拡大表示商品が早く届いたこと、梱包のこと、そういったお店の対応についてメッセージを頂くことは多かったのですが、商品にまつわる出来事を伝えてくださったことが心に残っています。
「ほんとうに、この仕事をはじめてよかった。」そう思えた出来事でした。
対面販売ではないネットショップでも、お客様と心温まる交流ができることを教えて頂きました。
4.店長になって10年。
夫と支え合って「ブランドスクエア」を運営しています。
梱包のクレームをくださったあのお客様がいなければ、私はきっと同じ梱包を繰り返していたと思います。
お客様のことを考えるきっかけをくださったことに、私はとても感謝しています。
わざわざ手紙で心温まるエピソードを送って頂いたお客様からは、対面販売ではないネットショップでも、お客様と心温まる交流ができることを教えて頂きました。
手伝いで始めたネットショップの仕事ですが、今では「私の仕事」として誠心誠意、真心を持って取り組んでいます。
アメリカにいるスタッフとは、夫が常にやり取りしてくれています。
梱包やラッピングは、今でも私の担当です。
夫にしかできないこと、私にしかできないこと、夫と2人でなければできない仕事、ネットショップに関わるすべてが私の生き甲斐になっています。
これからも、お客様のために工夫を凝らし、1人でも多くのお客様に
「喜びや安心と一緒に商品をお届けしたい」と思っています。今後とも「ブランドスクエア」をよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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※お知らせ
・2015年6月2日:ショップ名を「コーチ アウトレット通販 【ブランドスクエア】」に変更しました。