コーチ(COACH)ブランドの魅力とブランドイメージについて



コーチ(COACH)ファンのみなさん、こんにちは。ブランドスクエアの金子です。

今回は、コーチというブランドの「魅力」と「ブランドイメージ」についてお話します。


コーチ 横浜 ランドマークプラザ店外観

■コーチブランドの「魅力」と「ブランドイメージ」


コーチは、1941年創業とブランドとして長い歴史を保有しているにも関わらず定番アイテムをほとんど持たず、毎シーズン進化したバッグや財布を発表し続けています。

ブランドの長い歴史に安住を求めるのではなく、新しいことにチャレンジする「開拓者精神」(frontier spirit)を持ったブランドといえます。

伝統に基づいた確かなモノづくりの技術と、革新的なデザイン・機能をあわせ持ったアイテムを世界に発表することで、ブランドの「魅力」「イメージ」「価値」を常に高めています。

新しいコーチの発見に魅力を感じるファンが多くいることも、ブランドの財産となっています。


■目次

1.ブランドの魅力


2.ブランドイメージ




1.ブランドの魅力


古いコーチのカタログには「FUNCTION IS AS IMPORTANT AS FASHION.」と記されています。

コーチの製品は「使う方のお役に立つように作られている。」のです。


1-1.コーチは、1941年アメリカ・ニューヨークのマンハッタンで誕生


歴史のあるブランドです。

ブランド名のコーチ(COACH)は「馬車」の意味。馬具を縫い合わせるステッチ技術を連想させるものでした。

下の写真のトートバッグに描かれている「馬と馬車のロゴマーク」(絵柄)を、コーチでは「ホース アンド キャリッジ」と呼んでいます。

コーチ 馬と馬車のロゴ入りトートバッグ

1962年、野球グローブから発想を得た使い込むほどに味わいを増す上質な本革「グラブタン・レザー」を使ったレザーバッグが人気を呼びました。

2001年、ファッションセンスを意識したデザイン「シグネチャー」を発表し世界的大ヒットを獲得。

それ以降、着こなしを選ばないベーシックなデザインのアイテムはもちろん、新しく登場するコレクションなど、
シーズンごとに進化するバッグや財布を発表し続けているのがコーチの魅力です。


※参考『コーチ「ホース アンド キャリッジ」型押しレザーバッグ・財布一覧

※参考『コーチ バッグ歴史・デザインの変遷・COACH人気コレクション紹介


1-2.ブランドのコンセプトは「アクセシブル・ラグジュアリー」


高級感があり、かつ手の届く価格帯の商品を世の中に送り出すこと。をブランドの使命としています。

買い求めやすい価格の商品を提供する「アクセシブル・ラグジュアリー」ブランドとして、コーチは世界中の女性の支持を集め続けています。

近年はさらにメンズラインを強化。日本のビジネス街でもコーチのメンズバッグを持つ人が増えています。


1-3.商品バリエーション・コレクションが豊富にある


他のブランドと違ってバッグや財布のデザインが豊富にあります。様々な色や形のアイテムが、毎シーズン新しく登場します。

コーチの「コレクション」や「シリーズ」をご紹介します。

  • ディズニー×コーチ・コレクション

    コーチ アウトレット限定で発売された、世界中で愛されるディズニーの人気キャラクター「ミッキーマウス」とコーチのコラボレーション・コレクションです。
    ディズニー×コーチ


  • ブリーカー・コレクション

    「ブリーカー・コレクション」は、2011年7月グラブタンレザーからインスパイアされたコレクションとして登場。ニューヨーク ウェストヴィレッジのブリーカー・ストリートから発想されたコレクションは、ヘリテージモチーフのデザインが特徴です。
    ブリーカー


  • シグネチャー・コレクション

    コーチ(COACH)柄とも呼ばれ、アルファベットの「C」の文字をロゴ模様にあしらったキャンバス地を採用したアイテム。コーチでは不動の人気を誇る定番シリーズ。「シグネチャー・ストライプ」などのシリーズがあります。
    シグネチャー バッグ ・シグネチャー 財布


  • レガシーダッフル・シリーズ

    肩掛けショルダー、斜めがけバッグと2つの機能を備えたシリーズ。女性のデイリーバッグとして高い人気を誇ります。


  • ポピー・コレクション

    従来のCOACHのデザインにはない、新しいエッジの効いた色使いやデザインが特徴のコレクション。アウトレットでも人気の高い注目のコレクションです。
    ポピー


  • マディソン・コレクション

    「ヘリテージ」ロゴをあしらった高級コレクション。マディソン・レザー、リンジー、ソフィアなどのスタイルが人気です。
    マディソン


  • メンズ・コレクション

    メンズバッグ(ビジネス用のカバン・ブリーフケース・マップショルダーバッグ・トートバッグ)、メンズ財布(パスケース)などの商品が揃っています。
    メンズバッグ・メンズ財布


  • クリスティン・コレクション

    モダンでフェミニンな印象の「クリスティン・コレクション」。ゆるやかな曲線を描くシルエットや、アールデコ調のハードウエアが特徴です。
    クリスティン


  • ヘリテージ・コレクション

    バッグや財布の表面に、PVC加工を施した生地を採用しているアイテムが多く揃います。
    ヘリテージ


  • ソーホー・コレクション

    ベルトバックルの金具、バッグのラウンドしたボトムやプリーツの入ったデザインが「ソーホー・コレクション」の特徴です。
    ソーホー


  • ペネロピ・コレクション

    フェミニンなフォルムやニュアンスカラーのバッグが多く、女性らしいスタイルや雰囲気をつくるのに最適なパートナーです。
    ペネロピ


  • チェルシー・コレクション

    きちんと感の備わったお仕事シーンに最適なバッグが揃う、働く女性に人気のコレクションです。
    チェルシー


1-4.手頃な価格の商品が多く揃う


コーチのバッグや財布は、他の高級ブランドが販売する価格よりもお手頃な価格に設定されています。

これまでブランド品に縁のなかった方や、はじめてブランド品を購入する方にも、お買い求め頂きやすい価格帯で販売されています。

高額なバッグを1つ持つよりも、お手頃な価格のコーチのバッグを2つ買うほうが、趣の違うコーディネートやファッション、スタイルを2倍楽しむことができてお得です。

普段使いにピッタリな価格帯の商品が揃っているのもコーチの魅力です。


1-5.お手頃価格なのにブランド品


コーチには「お手頃価格なのにブランド品」というステイタスもそなわっています。

身に付けていてはずかしくなく、どんなシーンにも持っていける、ちょうど良いステイタス感が魅力です。

年に数回しか使わない高級ブランドのバッグより、ちょっと贅沢なコーチのバッグの方が、活用シーンも豊富で楽しい毎日を過ごせそうです。

高すぎるバッグは、汚さないようにとか、キズを付けないようにとか、いろいろと気を使うけど、毎日使いにと気に入って選んだ、ちょっと贅沢なコーチのバッグなら、多少のキズや汚れも許せるって感じです。


※参考『コーチ アウトレット バッグ 鞄のお手入れ・汚れ落し・保管方法。

※参考『コーチ(COACH)アウトレット商品の修理・交換の事例を公開中!




2.ブランドイメージ


コーチは、新鮮なブランドのイメージをつねに保ち続けたいと考えています。

この「新鮮なブランドのイメージをつねに保ち続けたい」「新作をつねに発表し続ける」という姿勢は、ブランドの元エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターであったリード・クラッコフ(Reed Krakoff)氏が、「お気に入りはいつも最新のデザイン。」と言っていることからもうかがえます。


2-1.コーチでは新しいデザインのバッグや財布が、月に1度発表されています


これほど短いタームで新作を発表するのは、ブランドバッグの世界でもコーチくらいではないでしょうか。

その目的は、「新しさの追求」です。

「コーチのお店に行けば、つねに新しいデザインのバッグが待っている!」という「ブランドイメージ」を消費者に持ち続けてもらいたいのです。


コーチ製品にはいわゆる定番というものがありません。

たとえヒットしたアイテムでも長く売ることはぜず、素材や形、デザイン、ディテールなど、お客のニーズに合うようにさらに進化させて発表します。


その例が、1973年に発売されて大ヒット商品となった「ダッフルサック」です。

2012年により洗練されたデザインに進化して、レガシー・コレクションから「ニュー・ダッフル」として発売されています。

・デザインが進化した「ダッフルサック」の商品ベージはこちら>>
コーチ レディース 34407GLDP0 ダッフル カーフ レザー 斜めがけ ショルダーバッグ 茶色

コーチ レザー ダッフルバッグ34407茶色

2-2.コーチの伝統的な金具「ターンロック」もデザインが進化しています


「ターンロック」のような、バッグにつけられる金具のデザインにも進化を求めています。


コーチの「ターンロック」とは

コーチ初期のデザイナー「ボニー・カシン」が考案した回転式の留め具。バッグの荷室やポケットのフラップの留め具として、さらにはパンプスのアクセントとして使われることもあります。

下の写真、金色の金具が「ターンロック」です。中央のつまみを回転させることでロック(留め具)の施錠と開錠ができます。

コーチ レザーバッグのターンロック

ブランドの伝統的なアイコン「ターンロック」も、斬新なデザインが次々と発表されています。

  • 「ファスナー引き手に付けられたターンロック」

    正面ポケットのファスナー引き手に「ターンロック」を取り付けた遊び心のあるデザイン。ファスナーを開くためには、前もってロックを解除する必要があります。

    ターンロック開閉のファスナー引き手

  • 「ターンロックタイ」

    2本の革紐をループタイのように「ターンロック」でクロスさせたデザイン。ロックを解除して、革紐を分離させることもできます。

    コーチ バッグ ターンロックタイ

※参考:レディースバッグの『コーチ ターンロック タイ・コレクション

※参考:「ターンロック」にも様々な形状があります『コーチ チェルシーのバッグは四角いターンロック金具が特徴です。

※参考『コーチ レディースバッグ・メンズバッグ かばん用語の基礎知識


2-3.コーチ ブランドの「魅力」と「ブランドイメージ」まとめ


コーチ(COACH)は、持っていること・身につけていること自体がステイタスにもなる「ライフスタイル・ブランド」です。

  • 魅力:ブランド品なのに買い求めやすい価格帯の商品が豊富に揃っている。

  • ブランドイメージ:商品はつねに新鮮・新しいデザインである。


今回はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございます。


■参考図書:コーチ 進化するブランド 小学館


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